バンダイナムコエンターテインメントは、2023年10月6日から10月24日まで開催していた「ガンダムメタバース」を終了した。2022年3月に開催された「第3回ガンダムカンファレンス」で発表されたこのプロジェクトは、ゲーム、ガンプラ、eスポーツなど、ガンダムにまつわるさまざまなコンテンツを網羅している。
ガンダムメタバースは、機動戦士ガンダムシリーズの宇宙居住区をイメージした仮想空間。メタバースライブやアニメの同時視聴、スキャンしたガンプラのジオラマなどを楽しむことができる。スペースコロニーをモチーフに、ガンダムファンが参加し、探求し、ガンダムの未来を共同創造するグローバルな出会いの場を作ることを目的としている。
ガンダムメタバースに入ると、ガンダムシリーズの様々なモビルスーツにインスパイアされたカスタマイズ可能なアバターを設定することができる。アバターは20種類あり、カラーや頭部、バックパック、武器などのパーツをカスタマイズできる。多様なガンダムファンが集うというコンセプトが顕著で、様々な時代のガンダムデザインを表現している。
メタバースのテーマは、”機動戦士ガンダム “の象徴的な母艦であるホワイトベースをモチーフにした、天井に街並みが広がるスペースコロニーだ。来場者はガンダム立像と触れ合うことができ、ガンダム立像をあらゆる角度から眺めたり、ガンダム立像の周囲を飛行する疑似体験ができるなど、ユニークな体験を提供した。
メタバースでのコミュニケーションは、チャットや過去作品の名場面のスタンプを使用することで促進された。さらに、ユーザーのコメントから学習するAIキャラクター「メロウ」と関わることもでき、進化したインタラクションが期待できる。
アニメとメタバース
ガンダムイベントは、アニメシリーズの続編としてふさわしい役割を果たした。2023年10月6日から10月20日まで放送された “ガンダムビルドメタバース “は、3つのエピソードで構成され、ガンダムビルドフランチャイズの最新のマイルストーンとなった。
ガンダムビルドメタバース」は、ガンダムビルドの10周年とガンダムの45周年を記念して制作された。舞台はオンラインのメタバースで、ユーザーはアバターを使ってガンプラバトルを繰り広げる。
ストーリーは、ハワイの少年・宝条理生が、マスク・レディの指導のもと、漆月セリアからガンプラ製作とバトルを学び、カスタムしたラー・ガンダムで強敵を目指すというもの。
ガンダムビルド』シリーズは、ガンプラバトルという、Web3時代のバーチャルリアリティのような、ガンプラを使ったバーチャルゲームの流れを汲んでいる。各ガンプラファイターはGPベースを持ち、ガンプラデータを保存している。バトルシステムでは「プラフスキー粒子」が放出され、ホログラフィックな戦場でガンプラに命を吹き込む。このフランチャイズは2013年10月に初公開された。
ガンダムは、メタバースに関するいくつかのヒントを共有する最初の成功したフランチャイズではない。20年以上前、『デジモン』のフランチャイズは、現代の情報社会を予見し、世界的大企業が多額の投資をしている技術であるメタバースを生み出した。
1999年にデビューした「デジモンアドベンチャー」は、神谷太一とその仲間たちがデジタルワールドを冒険し、デジモンと呼ばれるデジタルモンスターの力を借りて、悪の勢力からデジタル世界と現実世界の両方を守る物語だった。
このシリーズでは、デジヴァイスを使って現実世界でデジモンを産み出すといったコンセプトが導入され、実現までに数十年を要する技術の進歩を予見していた。
新しい領域
ゲームやアニメと同じように、ギャンブルの世界もメタバースのトレンドに適応している。例えばメタバースカジノは、メタバース内で最先端の没入型ゲーム体験を提供し、プレイヤーはビットコイン、ドージコイン、カルダノなどの暗号通貨を使って、伝統的なものから近未来的なものまで幅広いカジノゲームを楽しむことができる。
ビットコイン、ドージコイン、カルダノなどの暗号通貨を使って、伝統的なものから未来的なものまで、さまざまなカジノゲームを楽しむことができる。このビットコインメタバースカジノ独自の仮想環境では、ユーザー同士が交流し、現実世界のカジノの活気ある雰囲気を再現することができる。ギャンブラーは、ポーカー、スロット、ルーレットなどのゲームに参加でき、取引にデジタル通貨を利用できる利便性も加わっている。
また、暗号通貨ではシステムに仮名が使用されるため、この面でもセキュリティが強化されている。
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