ノルディックスキーのUHB杯ジャンプが10月30日、絶好のコンディションの下、札幌大倉山ジャンプ競技場で行われ、男女のエースが貫禄のジャンプを見せました。
まずは女子。1回目でトップに立った高梨沙羅選手の2回目。鋭い飛び出しから風を捉えると飛距離は136.5m。ただ一人130m越えを2本そろえ3年ぶりの優勝。ワールドカップ前の国内3試合を3連勝で飾りました。
高梨沙羅選手ー
「大勢の方々が見に来てくれて、その中で良いジャンプが飛べて凄く自分自身でも自信になった」。
一方、男子は昨シーズンW杯の勝利数で日本男子最多記録を更新した小林陵侑選手。全選手で最も低いゲートから出た2回目はジャンプ台記録に並ぶ143.5m。けた違いのフライトで大会連覇を果たし北京五輪シーズン開幕に弾みをつけました。
小林陵侑選手ー
「風にも乗れて久しぶりに楽しくてガッツポーズを入れてしまった。今年も世界のトップで戦い続けられるよう、まずは1勝を目指して(W杯開幕の)ロシア大会から頑張りたい」。
【第34回UHB杯ジャンプ大会・成績】
■女子
優勝 高梨沙羅(クラレ) 271.0点(134.5m 136.5m)
2位 小林諭果(CHINTAIスキークラブ) 204.1点(120.5m 118.0m)
3位 伊藤有希(土屋ホーム) 195.9点(118.5m 115.5m)
■男子
優勝 小林陵侑(土屋ホーム) 309.4点(130.0m 143.5m)
2位 小林潤志郎(雪印メグミルク) 283.9点(133.5m 135.5m)
3位 中村直幹(Flying LaboratorySC) 264.2点(127.5m 134.0m)
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